ラジオで台風情報を聞きながら、久しぶりにゆっくりできた週末でした。
台風一過、まだまだ暑いですね。
早く涼しい季節が来ないか待ち遠しい私です。
四季の中で秋が一番好きな季節なのです。
気候は勿論の事、食べ物が美味しいから、そして秋生まれだから・・・カナ?
一年中温かいので季節感を出しにくい沖縄料理ですが、行事食で季節感じ、そして味わいます。
今年、2013年9月19日は、旧暦8月15日で、中秋節です。
我が家では、『ふちゃぎ』(吹上餅・ふちゃぎ・むーちー)と、御飯、御汁を御仏壇にお供えしました。
餅粉をこねて蒸したものに、茹でた小豆をまぶしつけたもので、小豆を潰すと“魔除け”効果が失われると言われているから、そういうビジュアルになるのだそうですが・・・。
実は、この『ふちゃぎ』の小豆が潰されず餅を覆うその形状が、子供の頃は苦手でした。
祖母が元気な頃は祖母が仕切り、母が弟子となり、子供達はお盆に載せたお供えを持ち、屋敷を拝み回っていました。
お供えに関しては 『自然崇拝である為、火の神(台所に設置)をはじめ、全てに精霊が宿ると考え、家や屋敷の中心(ナカジン) → 四隅(ユシン) → 門(ジョー)の順で拝み、家、屋敷の霊力を堅固にする』という考えのもと行われていたのです。
(※ 地域性や各家庭で異なり拝みの対象物も変わってきます。御神木、井戸、石、等々・・・)
最近の沖縄では、そういった古い習慣が消えつつあるようですが、大切にされている家庭が多いのは間違いありません。
全国各地で秋祭りが催されますが、沖縄県内各地でも綱引きや踊りを奉納します。
十五夜は父方の田舎へ遊びに行きました。 確か、8ミリに撮影していたな~。
(那覇では10月に行われる『那覇大綱引き』があります。)
糸満市の行事は平日であっても古式伝統を遵守するので、今年の大綱引きも9/19(木)に開催されるそうです。
↓ 【糸満大綱引のご案内】 ↓
糸満大綱引 | 沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語 (okinawastory.jp)
八重瀬町・東風平の『棒術』(演武)は有名ですよ。
↓ 字東風平 十五夜 青年会 棒術 2012 ↓
※ ふちゃぎ(吹上餅・ふちゃぎむーちー)
沖縄県で食される菓子の一種。餅粉をこねて蒸したものに、茹でた小豆をまぶしつけたもの。
旧暦の8月15日(十五夜)に、豊作を祈願し、ヒヌカン(火の神)と仏壇、神棚に供えた後に食べる縁起物である。
なお、小豆は魔除けの意味合いがあり、小豆をつぶさずにまぶすことで当年の災難避けを祈願するものである。 形は小判型、もしくは俵型。
名前は餅であるが、沖縄県以外では蒸したもち米をついたものが餅であり、もち米の粉を練って蒸したものは団子と呼ばれる。
そのため、ふちゃぎは沖縄以外では餅より団子に相当する。
※ Wikipediaより抜粋